歯磨き剤は、従来歯ブラシの清掃作用をたすけるものとしての位置づけでしたが、
最近は歯科疾患の予防効果が期待できるものが多くなってきています。 歯磨き剤の作用として 1)研磨清掃作用 2)口腔の爽快化 3)薬理作用があり その中でもフッ化物配合歯磨き剤には、高いう蝕予防効果があることがはっきり 疫学的に位置づけられています。この20年間の先進国でのう蝕の著しい減少は、 フッ化物配合歯磨き剤の普及であり、フッ化物配合歯磨き剤を使用しないとう蝕の リスクが高くなるのです。学童期のみならず、成人においても2次う蝕や根面う蝕の リスクがあるので、自分の歯がある限りフッ化物配合歯磨き剤を使用する必要が あります。 一昔前は、研磨剤が含まれるので乳歯の歯磨きに歯磨き剤を使用しないよう 指導がありましたが、一般に市販されている最近の小児用歯磨き剤の研磨性は 低いものになっていますので、お母さん方は、安心して御使用ください。
by takahirodental
| 2010-10-26 10:52
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